こどもの歯並びの改善（矯正治療）はいつから治療できる？

こどもは大人と違って、「歯の生え変わり」だけでなく、「あごの骨の成長」が起こっています。
つまり成長途中にもかかわらず、大人のようにワイヤーを歯に装着したり、歯の型に沿ったマウスピースを作ったりして矯正治療を行うと、本来の成長を止めてしまうばかりか間違った方向に成長を促してしまい、後戻りできなくなる状態になってしまいます。
そのため、あごの骨の成長がある程度終了するまでは「きれいな歯並びをつくる治療」を行うのではなく、「きれいな歯並びを将来的につくるための準備」をしていく矯正治療、「咬合誘導」と呼ばれる治療を行っていきます。

歯並びの改善で一番早くから行っていく必要があるケースは、上下の前歯が反対のかみ合わせになってしまっている場合です。
この場合、舌や顎もこのかみ合わせに慣れてしまい、事態が深刻になればなるほど、改善に時間を要することになります。

とはいえ、治療が開始できるのは、協力状態がある程度担保できる年長さんくらい（５歳頃）が一般的です。
同じ年齢でも、歯並びの状態によって治療法は様々なので、不安に思ったら一度相談してみてください。

こどもの矯正の治療費用はどれくらい？

お子さんの歯並びや成長具合によって使用する装置や期間も様々ですので、詳しくは口の中を見せてもらって診断してからになりますが、大まかに下に記します。

5～7歳頃：30,000 ～ 50,000円程度
8～10歳頃：50,000 ～ 150,000円程度
11歳以降：50,000円 ～ 500,000円程度

最後に

もし分からないところがあればお気軽にご相談ください。

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